親権不平等Blog

実子誘拐と共同親権について調べる、考える、書く

衆院選の争点は共同親権

衆議院の解散、総選挙が近づいてきました。

争点は、もちろん、共同親権です。

全政党の候補者に、

共同親権を公約にして欲しい

共同親権について議論して欲しい

と呼びかけていきます。

SNSからの情報発信でできることを積み上げていきたいです。

選挙の争点は共同親権

 

『親による子の拐取を巡る総合的研究 ーー比較法・歴史・解釈』が発売されます。

『親による子の拐取を巡る総合的研究--比較法・歴史・解釈』

という書籍が発売されます。


「拐取」は、「かいしゅ」、と読みます。誘拐と略取を併せた言葉です。

 

このBlogで書いてきた、未成年者略取誘拐罪、実子連れ去り、実子誘拐(拉致)、に関する総合研究の書籍です。

 

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www.nippyo.co.jp

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内容紹介
国境を越えた子の連れ去りが拐取罪(誘拐等)にも問われる現在、世界で見られる「子の奪い合い」現象と拐取罪の関係を分析する。


目次


解題

第1部 拐取罪の沿革の比較法研究
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ドイツ刑法における未成年者の子の奪い合いを巡る議論状況
  ……深町晋也

オーストリア刑法における未成年者の引離しを巡る議論状況
——両親による子の奪い合い事例を中心に……佐藤陽子

スイス刑法における未成年の子の奪い合いを巡る議論状況
  ……深町晋也

イギリスにおける家族による児童の連れ去りに対する処罰のあり方
  ……樋口亮介

アメリカ合衆国における家族による児童の連れ去りに対する処罰のあり方
  ……佐伯仁志

カナダ刑法における親による児童の連れ去りに対する処罰のあり方
  ……和田俊憲

フランス刑法における未成年者の奪い合いを巡る議論状況
  ……佐藤結美

親による子どもの連れ去りに関する北欧デンマークの刑事法的対応について
  ……松澤 伸

台湾における親による児童の連れ去りに対する処罰のあり方
  ……黄 士軒

我が国における拐取罪の沿革
——親が主体の事案の規律に留意して……松原和彦

「拐取罪を巡る比較法的・沿革的分析」に対する民法からのコメント(1)
——英国法も参考にしつつ……許 末恵

「拐取罪を巡る比較法的・沿革的分析」に対する民法からのコメント(2)
——大陸法……石綿はる美


比較法の地図……樋口亮介


第2部 親による子の「奪い合い」事案と未成年者拐取罪
      ……和田俊憲・松原和彦・佐藤陽子・石綿はる美
____________________________

 

第3部 日本法の地層分析——積み重なる歴史と解釈
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日本法の地層
——拐取罪を巡る(裁)判例および学説の各状況の粗描
  ……松原和彦

親による未成年の子の奪い合いと拐取罪の成否を巡る諸問題
——日本法の新たな地層……深町晋也

面会交流悪用事案の分析に基づく拐取罪の構造分析
——続・日本法の新たな地層……深町晋也

「親による子の奪い合いと拐取罪の成否を巡る諸問題」へのコメント
  ……山口真由

 

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親による子の拐取を巡る総合研究



争わせて世論をつくらせないーーー政治権力のノウハウ

①親権争いをさせる。

②共同親権の賛成派と反対派で争わせる。

③新聞記者に正確な報道はさせない。

④共同親権をもとめる世論はつくらせない。

新聞記者は、官僚に配慮して記事を書く。

その記事は、共同親権をめぐる論争の燃料になる。

それを読んだ読者が、論争をはじめる。対立が激化する。

①②③④が、繰り返される。

記事の中には「法務省が共同親権に大反対している」という表現は書かれない。

「法務省という当事者」を「透明化」するように記事は書かれている。

だから、ほとんどの読者は、「法務省という当事者が、共同親権に反対している」そのことに気づかない。

したがって、法務省は、この争いを高みから見物できる。

それが法務省のやり方だ、と思う。

法務省、というよりも、日本の政治権力は、そうやって国民を統治してきた。

いまに始まったことではない。

 

kyodosk.hatenablog.jp

 

 

「ちょっとまって共同親権」ーーーいまの法務省官僚の本音だと思う

GWに、「#ちょっとまって共同親権」。
というハッシュタグが、一斉に拡散された。
5月4日だった。

5月5日の「子どもの日」の前日だ。
オレンジパレード5月5日の前日でもあった。
わたしは「ちょっとまって共同親権」ではなく「いますぐ共同親権」という考えだ。
すぐに、「#いますぐ共同親権」というハッシュタグをつくって

、多くのメッセージをTwitterに投稿した。
数日経って、ふと、思った。
「ちょっとまって共同親権」。
これは、いまの法務省官僚の本音じゃないか。
国内外から 「いますぐ共同親権」と追及されて、困っている。
法務省としては、共同親権に反対している、

でも制度化をしないといけない政治状況になっている。

困ったな、という状況だろう。
「ちょっとまって共同親権」のハッシュタグをつくって一斉に情報発信した人たちが、どういう計画と目的があったのか、

それは分からないけれど。
言葉が発信されると、言葉は一人歩きする。
わたしは、これは法務省の本音として解釈すると、面白い、と思った。

sakisiru.jp