日本の新聞は共同親権をもとめるオーストラリア政府の動きを報道しない?
オーストラリア政府が日本政府に対して、共同親権を求めている。
オーストラリアの有力紙シドニー・モーニング・ヘラルドが報じた。
この報道をうけて、webメディア「サキシル」が以下の記事を配信した。
英文が苦手な多くの日本人にとってありがたい仕事である。
日本の親権制度見直しへ、オーストラリアが与野党一致で対日攻勢強める
外相が梅村参院議員と会談も
オーストラリアでは今年3月、日本人配偶者らによる連れ去り被害を取り上げるテレビ番組の特集が放映。オーストラリア人との間に生まれた子どもが2004年以来、少なくとも82人が連れ去られたと報じ、国内での関心を改めて高めた。
オーストラリア政府は、自国の国民が実子誘拐(拉致・連れ去り)の被害に遭っているという認識だ。82人の子どもたちが日本国内に誘拐されている。
梅村みずほ議員はオーストラリア訪問をX(旧Twitter)で投稿している。
訪豪。
— 梅村みずほ 【STOP!児童虐待】参議院議員 大阪府選挙区 (@mizuho_ishin) 2023年8月5日
光栄にもペニー・ウォン外相やサイモン・バーミンガム影の外相と意見交換する機会をいただきました。#子の最善の利益 のため引き続き力を尽くして参ります。#単独親権#共同親権
Abducted children: Australia bolsters diplomatic campaign against Japan https://t.co/tl9XAlXy4k
この「シドニー・モーニング・ヘラルド」8月8日の記事を意味するところは重大だ。当然、日本の主要新聞が報道する、と思った。しかし報道から48時間経った現在、日本の新聞社、通信社は沈黙している。オーストラリア政府の動きを一切、報道していない。
(Googleニュースで、「オーストラリア+共同親権」 で検索してヒットゼロ)
3月22日、時事通信は以下の記事を配信している。
豪紙シドニー・モーニング・ヘラルドの調べによると、2004年以降、婚姻が破綻した日豪カップルの一方が連れ去った子供は少なくとも82人に上る。
続報すべきだろう。
しかし、報道をするのだろうか?
わたしは悲観的だ。
日本の主要メディアは、オーストラリア政府の動きを報道しないだろう。
オーストラリア政府は、日本人の実子誘拐(拉致)に対して本気で怒っている。おそらく、福原愛・実子連れ去り事件が追い風になっている。
オーストラリア政府だけの動きだと、法務省も記者クラブも無視しようとするだろう。イギリス、ニュージーランドも同じ動きをしてほしい。それでも法務省はスルーしようとするだろう。
X(旧Twitter)で、いくつかの新聞に、「報道しないのでしょうか?」と呼び掛けてみた。希望は捨てないが、現実に報道するかどうか、観察していく。
朝日新聞は、共同親権をもとめるオーストラリア政府の動きについて報道しないのでしょうか? https://t.co/QDfnXvx20p https://t.co/DPxeAU6Lvs
— 共同親権研究会 (@kyodoSK) 2023年8月9日
朝日新聞は、共同親権をもとめるオーストラリア政府の動きについて報道しないのでしょうか? https://t.co/QDfnXvx20p https://t.co/kEcrnJmWMw
— 共同親権研究会 (@kyodoSK) 2023年8月9日