判例時報(2554号)に、実子連れ去り事案について重要判例が掲載
2023/07/24追記
実子連れ去り被害者取材のための準備。重要判決を読む。
(東京地判令 4・3・25)
共同親権研究会として、読書会で取り上げたい文献です。
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▽1 離婚後に元配偶者及び子らと同居していた者が、親権を有しないにもかかわらず親権者である元配偶者に無断で子らを連れて別居したことが、元配偶者に対する不法行為を構成するとされた事例
2 弁護士が、子ら及びその親権者と同居していた親権を有しない親に対し、親権者に無断で子らを連れて別居することを肯定する助言をしたことが、親権者に対する不法行為を構成するとされた事例
(東京地判令4・3・25)
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以下、この事案に関係したリンク。
判例時報の最新号に杉山程彦先生が代理した事件の勝訴判決が掲載されている。連れ去り別居の違法性を認めるとともに、これを肯定的にアドバイスした弁護士にも不法行為を認めている。事案の特殊性もあるが弁護士による連れ去り別居の指南はリスクが伴う。
— 高橋雄一郎 (@kamatatylaw) 2023年7月9日